撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

色っぽいっていうてくれ(芋たこなんきん)

 可愛いってなんや・・色っぽいって言うてほしいなあ
と、町子に言う徳永先生。何が可愛いって、大きなくしゃみが
出そうになったときすかさず反対向きにくるりと回転するあたり
さりげない恥じらいがあって可愛いなあと思います。


 もう一晩泊まるわ・・という町子さんにすまんねえ・・といい
つつ、それを聞いたときに思わずちょっぴりほころんだ顔も
なんとも可愛くて、好きな男がこんな顔してくれたらそれはもう
色気があるってもんだと思います。國村隼さん、とってもいい味
出してくれてますよね。


 ついでにいうと、なにか感じて「ぼくもなんか気分悪い・・」
という次男のぼく・・このちょっぴり仮病っぽい物憂げな顔も
充分色っぽかったと思うぞ。色っぽいって、思わずそのひとに
吸い寄せられるような、手を伸ばしたくなるような、そんな
魅力を言うのかな?女が男に感じるときは、可愛かったり、守って
あげたかったりするとき・・ってのもあるよね。


 お母さんにりんごを剥いてあげてるお父さん。親父要所要所は
やさしいんや・・もてる男はんやね・・。ほんとに!看病してくれ
なんて贅沢は言わないけれど、弱ってるときにこそ優しくされたら
女は男に惚れちゃうよね!家庭内でもそのことに気づいて欲しい
もんです。