撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

なんでもない日常(吾輩は主婦である・最終回)

 終わってしまった「吾輩は主婦である」。拍手とともに、みどりあての
遺書を読んでくれた管理人さんが出ていったところで、もう終わりかな?
・・うまいとこ出てきてくれましたね、吾輩の声に感謝の拍手でした。


 何でもない日常なんかじゃない。なんでもあるんだ!って、振り出しに
もどったみんなは、いったいどういう生活を送るのだろう?なにより、
まったく記憶のないみどりちゃんは、何が変わるというのだろう?


 吾輩がしあわせな3カ月を送れたのは、みどりのおかげ・・だよね。
そして、みどりを愛するように吾輩を愛してくれたまわりのみんなの
おかげだよね。そうして、吾輩の思い出を胸に、また、しあわせな
日々を送るのかな?


 わたしがみどりだったら耐えられないな・・。


 大島弓子の「秋日子かく語りき」みたいに、ハスの岸で神様とおしゃべり
するだけでもいいから、なにか自分にもないと耐えられないと思う。自分
だけ、何もなくてなにも知らないなんて・・。まあ、そういうみどりだから、
いきなり乗り移られたりするんだろうね。やすこだったら、乗り移られても
自分の中でけんかしそうだよ!その点では、この何日もの間、やすこが
自分あての遺書を探していたのはよくわかります。今日とてもよくわかり
ました。わかったら出てくるのが、さすがといえばさすが。なまはげが書いて
あるのを「似顔絵かよ!」というのもいさぎよくていっそ気持いいね。


 どんなにつらくても、自分でいたい。考えることもせずに、記憶にも
残らないような安楽な日々より、なにがあっても自分で切り開いていく
自分の人生を歩いていきたい。


 3カ月揺れに揺れた私でもありました。「吾輩・・」が癒しだったり
救いだったりしたような気もする。つくりものだからこそ、安心して、リアル
に感じられる。私と違うからこそ、私を考えることができる。


 さあ、わたしに戻って、自分のあしで立って生きていこう。
・・・吾輩関係で寄って下さった皆様、たまには、覗いてくださいね!
 でもって、面白いもの見つけたら教えてやってくださいね。
     それでは、いずれまた、どこかでお会いできますように・・・。