撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

子育て・こころとからだ

 子供を育てて、家庭科で習った「充実期」と「伸長期」という
発達段階があることを目の当たりにして知った。同じように過ごして
いても背が伸びる時期と体重中心で増える時期があるのだ。一人目が
特にそうだったので、二人目には落ち着いてる。体重は気にしなくて
いい、走ったり、動いたりするのがいやにならなければ大丈夫。


 回数を重ねれば分かることもあり、力を抜いていい場所も分かる。
でもでも、目を離せないこと、気の抜けないこともいっぱいで・・・。
ずっと心配してても、なんにもしなくても大して変わらないじゃん!
って何度くやしがったことか、それくらい空回りしてることも、まだまだ
たくさんあるけれど・・・。


 それでも、自分のやり方でやっていくしかない。この頃思うのは、
こんな大人になって欲しいといろいろ働きかけるよりも、こんな大人で
ありたい、という自分の姿を見せる方が根っこの部分かな?ということ。


 落ち着いて話すこと。相手の立場を想像すること。決めつけずに事実を
探ること。これからのために何が出来るか一生懸命考えて、出来ることから
ひとつずつ実行すること。


 ひとは、いくつになってもどこかでいい子いい子されたがってると思う。
小さいときは膝に乗せて抱きしめて、もう触らせてくれない年になった
ひとには、誉めて、認めて・・。できれば、親にしか触れられない、心の
奥に隠している、小さな赤ちゃんの心をたまには見つけて、いい子いい子
してやりたいなあと思う。存在そのものを愛おしくかけがえのないものと
感じていた、あの時代・・・。そして、また、無条件にわたしを愛して
くれていたあの、ちいさな命・・。


 親子関係だけは、他の人間関係とは少し違うと思う。それを分かった
上で、お互いに認め合えることが出来る日まで・・本当の親離れ・子離れ
までには、まだまだいろいろありそうです。