撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

合格(純情きらり)

 こら桜子!みんな待ってたんだから、電話で話す時は、そんなに
思わせぶりに引き延ばすのはやめてさっさとはっきり「合格した」
と報告しなさい!!


 みんな優しいよね!それにしても、桜子と冬吾がくっつくんじゃ
ないかと思うひとがいてもしょうがないよね。家族よりも、冬吾と
しゃべるときが、いちばん心を許しているような顔をするのだもの。


 達彦はやっぱり優しい。桜子をかげながら見守るたたずまいは、
恋人というより、父親のようだ。いちばん大人になったかも・・
このドラマの登場人物のなかでね。年令にかかわらず、そういう
うつわ、というか立場のひとはいるよね。キヨシの喜び方のまた
単純にかわいいこと。なんか、桜子をめぐるこの男の子たちが、
あまりに純粋で優しくて、思わずこの場面でいちばん涙が出そうに
なってしまいました。


 桜子が有森家に帰ってきたシーン。家に入ると、当然のように
出迎える、見知らぬ老婆、しかも二人!さすがに当惑する桜子。この
顔は良かったなあ。思わず、「妖怪大戦争」・・とか頭に思い浮かんで
しまった。妖怪に太刀打ちできるのは、かわいい神木隆之介くんか、
妖怪をも超越する、宮崎あおいしかいない!!ってほめてるのかな?


 笛子さんの、「わたしが冬吾さんを支える」という静かな決意に
満ちた表情は、とても輝いてきれいでした。寺島しのぶさんって
あまり知らなかったんですが、役を自分のものにできる素敵な方の
ようですね。「いとしい人間」を感じさせてくれます。それにしても
笛子が有森家からちょっと目を離した(手を緩めた?)とたんに、
何となくあやしいよ。桜子が何人いても、家を守るのには何の役にも
立たないからね!!別に私が心配しなくてもいいんですが・・・。