撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

お父さんの言葉は・・?(純情きらり)

 達彦さんの哀しみと、苦しさで、のどの奥が痛くなるような今日の
お話でした。先週のノリで、達彦を呼び戻すためのニセの電報だったら
どんなに良かったことかと思いました。


 お父さんは何と伝えたかったのか・・。お前の好きなことをやれと
言ってやりたかったのか?達彦のことが心配でたまらなかったこと
だろう。自分の夢を託すように達彦の音楽を応援していた父・・。


 それでも、生きていなければ子供を守ってやることはできない。
恵まれた環境に生まれた子供には、譲り渡されるものと同じだけの
大きな責任と、しがらみと、ひとからの期待と羨望があるのだ。
 達彦も、わかってはいるのだ。もう、ピアノを弾いているわけには
いかないことは・・。それでも、もう少し、何も考えずに子供のままで
いたい、父は大丈夫で、きっと僕の背中を押してくれる・・・そう自分に
信じ込ませるように、ピアノを叩く。


 冬吾さんのもとへ、謎の女が登場しましたね。妙にコミカルに見えた
冬吾さん。これからの話に、軽みを与えてくれる救いの部分なのかな?
とも思えますが、今日のわたしにはまだ・・・達彦さんが苦しみながら
桜子に言ったように・・・話すことはできません。