撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

笑顔

あなたの笑顔がわたしを包む
あなたの笑顔に包まれてわたしも自然に笑っちゃう
ぜったい今オレにやけてるよってあなたがいうから
自分の前でにやけてくれるってのも意外と嬉しいよってまた笑う
いまにんげんのオスになってるってあなたが言う
えっ?にんげんのオス?
そうそう人間だけど野獣
えっ?そうなんだ
その人懐こい笑顔がそうなの?ってびっくりしちゃう
だって大好きだってフェロモン出しまくりなの自分でわかるもん
あははって大笑いしちゃって、それっていいねえってまたご機嫌になる
虫だったら色を変えていたかも
鳥だったら羽を広げてダンスしてたかも
人間のあなたは大好きと大丈夫を満面の笑顔に込めて
わたしにサインを送ってくれているわけなんだ
女のわたしは笑うほかなくていつもよりご機嫌なだけだけど
わたしのなかにもきっといるにんげんのメスには
きっとそれは伝わっている
いきもののひとつとしてそれを流れる血にびんびん感じながら
笑顔と言葉で友情と愛情の境目のあたりを綱渡りしつつ
それでもだんだん深まりあう名前もつけられないただ暖かいものを交わし合う
こんなときには・・時には複雑で嫌になる人間も悪くない
うん・・にんげんっていうのも悪くないって思ってる