撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

まともな人間の暮らし(ゲゲゲの女房)

昨日今日とどこかで記憶にある話・・と思ってたら
終戦記念日前後であっていたNHKの体験者の話の番組で聞いたことだった
そういえば語ってくれた人々のなかに水木しげるさんの顔も見えてたな・・


戦争の責任とか
どちらが悪いとか
ああしなければいけなかったとか
いまでも過去のことについては色々議論があるけれど
幸福にして戦争を知らずにそだった私たちには
はっきり言って責任は別の形であると思う
歴史から学ぶこと・・


少なくとも
戦争はまともな人間がやるべきことではない
する必要があるかどうかではなく
してはいけない、しないですますためにはどうすればいいか・・だ
まともな人間でも戦争の間はどこかおかしくなってしまう
大きな流れに巻き込まれてしまう


いままでなんて変わり者できつい女の人なんだろう!と思っていたイカ
今日の話でそこまでやれたら立派!と思ってしまった
そこまでなかなかできないのだよね
そんなことやってたらどんな目に遭うか分からないのだよね
そういう異常な世界が戦争なのだと思う
ひもじいのもおしゃれできないのも好きな人と一緒にいられないのももちろんだけど
それだけじゃなくて
そういうのがいやだ!戦争なんて間違っている!と
そう声を上げることさえできなくなる


ここでこんなことを書いているだけで
どこかで集まっていやよねえと言っているだけで
罪を問われてしまう・・とそんなことが起こりうる異常な世界



好きなことは好き!
嫌なことはいや!
そう言えるだけでこの世界は十分幸せなのかもしれない
そして好きなこと、したいことに向かって自分で歩いていけるのだから・・・


片腕をなくしただけで生きていられたのだから幸せ・・
そういう茂は戦後を乗り越えてきただけでなく
戦時中、生死の境目を、地獄との境目を乗り越えてここにいたのだなあ・・と
自分の甘さを今の幸せとともに改めて考えさせられた



そうそう
藍子ちゃんの問題
うん
子どもの問題ってその内容は本人にとっては大きなことだけれど
でもだれかもっと大きな存在のひとに知ってもらって
大丈夫!って言ってもらったらそれで大丈夫なんだろうな
だれかに守られているという安心感が必要なんだろうな
ひとりで抱え込むには小さな存在
それが子どもという存在なのだろう・・と自分のことを思い出しながら思う