撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

恋の芽(ゲゲゲの女房)

恋はどうやって生まれるのか
それはそれは運命的なような一生に一度のような
そんな気分になることもあるけれど
恋の種は日常のそこかしこに散らばっているのかもしれない
心に潤いがありさえすれば
それはふと芽生えるのかもしれない


知らないうちにいずみちゃんの恋の芽が芽吹いて
倉田くんにまで種が飛んでいって・・・
「私いなくなるかもしれません!」
倉田くんになんの罪も責任もないのだけど
そんな風に言っちゃう彼女の気持ちはわかる
歯車の回転が早くなる、その高まりをふたりで感じられれば恋は育っていくのだろう
いや、どんな速さでもふたり同じ速度でいられるひととは恋を育てていけるのかもしれない


来客、懐かしい中森さんとの話で昔を思い出す布美枝
そしていずみとの会話
今は時々茂の背中が見えないときがある・・と
それはなにも物理的なことばかりではないのだろう


恋は大切に育てると愛になる
しかしながら愛の幹に枝に梢に・・・
ときおり恋の芽を芽吹かせなくなればそれはすこしばかり淋しいものになるのかもしれない