撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

生きていくということ

我が家の愛犬
不安を持ちながら朝彼を探しに行くと
何もなかったように夜にいたところと同じ石の上で眠っていた
いったい夜中、彼は何を考えてどこにひそんでいたのか・・
少し暑さがすっきりしたのといくらか慣れたのか
今日は庭のあちこちに居場所を変えながらマイペースで過ごしていた
道に降りる石段がつらくて散歩に出るのにすごく時間がかかっていた彼
もうこれからは庭を自分の居場所にして悠々自適を決め込んだか
冷たいのか用意がいいのかパニックにならないための心づもりなのか
「もしものときはどうする?」と早々相談に来るダンナ
もしもが起こったら耐えられないと涙目の長男
ダンナのもしも・・の対策に文句をつける次男
一方で
生きることの大変さと生きることへの純粋な力を見せてくれる愛犬に感謝
犬には過去を悔いることも未来を案じることもなく
ただ今を生きているだけだからこそ哀しく強く愛しい
人間にはどうしてもできないことを人間に見せてくれる


現在、以前池だったところを砂場にしている場所に鎮座
出たいけれど段差にためらっている様子(入るときはどうやったの?)
なにか手助けするべきかほっておくべきか悩みつつ
こちらをみる彼の眼が小さい頃の甘えん坊の眼になっていることを感じ
彼の13年を一気に思い出させられたまらない気分になっている・・・