撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

支え持つつよさ

 さまざまな想いを胸にさまざまな形で人と暮らしていくわれら。
気持を伝えたいこと、耐えなければならないこと、話さなければいけ
ないこと、いい散らしてはいけないこと・・・。


 できるだけプラスの方向へ向かう言葉を発したいと思い、なるべく
仲良しになるための会話をしたいと思い、こだわらず、流れるせせらぎ
のように心を澄ませていければ・・と願う。


 しかしながら・・心に言えぬ想いを抱える人の胸のうちは重い。笑顔
で隠しながら触れられぬものを抱える人の心はきっと・・・。


 支え持つつよさをもつひとに憧れる。つい、またそれを伝えたくなっ
ってしまったりして、かえってその荷を重くしたりする。自分のやり方
がそぐわない場面も世の中にはあることを忘れずに、ただ信じ、慈しむ
ことのできる人間になりたいと思う。


 ひとを想うのならその想うことだけで満ち足りることのできる
よう・・・自分を通すのなら何を言われようとどう思われようと何が
起ころうとすべて引き受け受け容れる覚悟ができるよう・・・何度も
何度も思う。本当のつよさをもった人間になりたいと・・・。