撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

動き始めよう

 このところ忙しい。忙しいのを理由に結構居直って遊んでいる。
でもって寝るときは寝る。仕事は集中してやる。できないことは悔やま
ない。悔やむ暇があったらなんか仕事する。手を抜けるところは抜く。


 ひとつはこの不景気。自分の趣味とわがままで働き始めたような、
いくばくかの罪悪感を感じつつ、どこか「やらなかった方が良かったの
だろうか?やめた方がいいのだろうか?どうして始めたのだろうか?」
という想いを時々かんじていたのだが、いつの間にか働く必要性が出て
きた我が家。これはもう、自分だけじゃなくて、大きな流れの中でこう
やりなさいって言われたようなものよね。必然だったわけか!と居直る
しかない。逃げられないというのも悪いことばかりではないのだ、と
気づく。意外と、極限まで追い詰められたほうが本気になる自分の性格
も今更ながら思いだす。


 昨日の夜はご飯を炊かずに済ませたので、今朝は買ってあるパンで
優雅な朝食!と決め込んでいたら、起きて冷蔵庫をのぞくと牛乳がなく
なっていた・・嗚呼・・。と、このところのわたしならくじけるところ
だけれど、今日は違うよ!即、自転車にまたがって徒歩7分自転車3分
のコンビニまで。何だかそんな自分に嬉しくなってしまう。


 一度錆びついたものを再び動かすためには相当のエネルギーが要る。
しかしながら、人間というものはものとは違ってどんなにエネルギーが
要ろうとも信じる限りはもう一度動き出すのだ。もとどおりになること
はできないとしても、どんなふうになりたいのか思い続け、そうなると
信じ続ければそうなれるのだ。きっと・・きっと・・・そうだと信じ
続けたいと思っている。


 動き始めよう。やりたいことのために、なりたい自分のために・・。