撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

桜ももうすぐ

 昨夜子供二人連れて整骨院に行った帰り道、わが町内になったところ
で消防車とすれ違った。それも何台も同じ場所へと向かっている。しか
も救急車数台までともに・・・。まるで、工場で爆発でもあったかの
ような状況だわね・・家にパパが留守番でいてくれてよかったね、外で
消防車見ると不安になるよね・・とか話していたのだけれど・・。


 ちょっとした買い物を済ませてから家に向かっているとすぐ近くの
工業団地に消防車が停まっている模様。やっぱり工場だったんだ・・と
思いつつ帰る。今朝の新聞をみたものの特別の記事はなかったので、
なにがあったのかは分からずじまい。


 今日、車で買い物に出るときに気になってその一角を通ってみる。
外から・・それも車からは何も見えない。大したことなく済んだの
だったらよいけど・・・。


 あたり一面はもうすぐ花開く桜の木々が静かに立っている。毎年
坂道に沿ってこんもりと咲いて楽しませてくれる桜達だ。あなたたちは
無事だったんだね・・と思わず安心する。もちろん、物言わぬ桜達は
なにも答えてはくれないけれど、昨日起こったことも、今まで起こった
こともすべて知っていて、それでも静かに、ただその全身を桜色にして
見上げる人の気持ちもすべて吸い込んで、そこにいてくれているような
気がした。


 桜を見上げると・・懐かしいけど、どこか胸を締め付けられるような
気がして・・・。もうすぐそんな季節です。