撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

姿そのままに

花ならば
姿そのままにそこにあればいい
見つめる人が
目を留めた人が
ただその花を想うだけ


どうして
ひとには
言葉があるのか
そしてそれは
どうして思う通りにならぬのか


ときに
心のままにあらわせぬのなら
いっそ
花のように
ただ
姿そのままに
そこに在りたいと思う


きっと・・・
「愛されたい」と願う
ひとの心の裏腹に・・・