撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

子供みたいに

 久しぶりに病院にいった。このところ、熱っぽいなと思ってもそれで
どうなるわけでもないので、体温計も使ってなかった。ホントのことを
いえば、2本あるはずの体温計が見当たらず、まあいいか・・と済ませ
ていたのだが、先日から肺炎で学校を休んでいた長男がせっかくの機会
と、自分の部屋を掃除したら、2本とも彼の部屋から出てきた。という
わけで、戯れに体温を測ってみたらあれ?37度越えてる!というわけ
で、ここ数カ月ひさしぶりに自分のために病院に行った。


 いまごろ子供たちからの菌が発病したか!という感じですが、抗生物
質もらって飲んだらなんだかかなりいい感じ。検査のために血を採られ
るのもひさしぶり。知らないふりして明後日のほうを向いておく(笑)
ちっちゃな四角い絆創膏が病人っぽい。


 お薬をもらうのに血圧を測ってもらう。ドキドキ(笑)。よく待合室
なんかにおいてあるやつで測るとこのごろすごく高いことがある。白衣
を見てるわけでもないのに高い(笑)。・・と心配してたけど異常なし
の範囲内。よかった・・今日、これが一番うれしかったかも・・・。


 ひとりで病院にいくと、すこしだけ子供に戻った気分になれる。自分
のことだけ心配してくれるみんなに囲まれていられるから。本当の子供
のころは、障子越しの日差しを浴びながら、母のかける掃除機の音を
かすかに感じながらウトウトする学校を休んだ日が記憶にある。病気で
きついはずなのに、どこか幸せな気分とともに記憶に残る。


 …現実は、だれも心配してくれやしないし、仕事は片づけなきゃどう
しようもないし・・。めったに飲まないから薬がよく効くことだけが
ここんとこの幸いというものでしょうか(笑)。