撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

季節が巡る

 雲が変わったな・・と空を見上げたのが土曜日のこと。用意した
つもりの服装でそれでも寒かったのが日曜日。なんて突然季節は巡って
いくのだろう。


 車に積んでいるCDをポルノグラフィティから吉田美和に変えた。これ
は別に季節とは大して関係ないけどね。チューブからオフコースに変え
たとかいうわけでもないし(笑)。


 NHKの朝のドラマも変わったのですよね。この半年はその時間帯を
スルーしてたので、朝見逃した。まあ、いいか。それより、夕方から
夜にかけて、「篤姫」と「純情きらり」があってたはずなのに、見事に
録画することを忘れていたことの方がショック。こんなもんです・・。


 秋は空気がピンと張り詰めて、香りに敏感になる。そしてなぜだか
いまここにない香りまで、記憶の中から突然匂い立つような錯覚に
襲われて、しばし秋空を見上げることすら忘れてその場に立ちすくん
だりもする。年の始まりは1月。年度の始まりは4月。しかし、記憶の
なかの思い出は、夏に始まったり、秋に始まったり、おのおのが自分
だけの暦とともにどこかで眠っている。季節が巡り、風の匂いが変わる
と、その時々の一番鮮やかな思い出がしばし私を独占する・・・。