撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

いろいろあるよね

 何だかいろいろ起こっている。新しいことを始めるとそのこと以外
にもいろいろと問題が起こる。新しいことを始めなくても起こることは
起こったんだろうけれど、なんとなくそのせいみたいな気がしてなんと
なく落ち込み気味のこのごろのわたし。


 後ろ向きにはなりたくないけれど、何でこんなこと始めちゃったんだ
ろう・・と思いたくなる。どうして今までのままの毎日じゃいけなかっ
たんだろう?と振り返る。何もない日はこんなに穏やかで、子供と
過ごす時間はこんなに優しくゆったりと過ぎるのに・・・。


 それでも・・・この幸せに気づけたのはやっぱり新しいことを始めた
わたしだからだ・・と、そうも思う。待つことだけの毎日に不安を
感じたり、同じことの繰り返しの自分にどこか行き詰まりを感じていた
り、そんなちいさなものが私の一歩を踏み出させたんだったに違いない
のだから。


 それが正しかったのか間違っていたのかは分からない。一歩を踏み出
したのがいいことだったのか悪いことだったのかは分からない。それは
そのひとそのひとの選ぶものがひとつひとつ違うように、選んだ道が
違えばその先が変わってくるように、今は何も分からない。はじめから
きまっているものなどないのだと思う。いいことも悪いことも・・。


 次男が突然アレルギーを起こしてなおさら私の不安に拍車をかけて
いたのも事実。それでも、それもわたしのことだけでなく、中学生と
いうその時代がなんとも心身ともに不安定でそういうものがでやすい
ということもある・・と聞いて何だか納得。


 仕事を家に持ち帰り、次男が傍らで本を読むのを眺めながら作業す
る。なんだか、突っ走っていた自分を思って自分でもため息をついた
気分。欲しいものは全部手に入れたいと思ってなかったか?なるべく
自分のペースでことを進めようと思ってなかったか?


 家にいるときは社会を見てはいたけれど体感はしていなかったのかも
しれない。生活と仕事はやっぱり相容れない・・と感じたのも事実。
仕事をするひとの苦労がわかってきたのも事実。しかしながら・・・
生活と仕事をどちらも大事にするためにはどうすればいいのか・・
そんな当たり前のことを考える余裕をうしなっていたのかもしれない
と、ふと気づかせてくれた、この週末のひととき。


 どんなことをしていても、いろいろあります・・
 

 そう誰かが言っていたのを思い出す。いろいろあるほうが普通なんだ
ろうな・・。なにか起こるたびにいろいろ考えていかなくちゃいけない
んだろうな・・。そう思いながら、自分の糸をもう一度どれくらいの
強さで張りなおすか考えてみたりしている。