撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

今度の「ちりとてちん」(ちりとてちん)

 「好きなことやり通そう思うたら、えらいことも苦手なことも
乗り越えんならん。でもそれがぎょうさんわろうて生きていく
ことやと思う」


 人生の中では何度か節目のような時期や出来事があるのだろう。
どうしても乗り越えなければならないことや、どっちへ行こうか
迷うようなこと。自分がとてつもなく小さく思えたり、不安で
たまらなくなって、逃げ出してしまいたくなるような気持ちを
伴ってくることだってあると思う。


 子供にとっては大きく成長するきっかけになること。大人に
とってだって、新しい世界の扉を開けるような出来事。それが
おばあちゃんの言う「ぽーんと思い切りよく飛ぶこと」なのかも
しれない。


 ある意味それは「正念場」なのかもしれない。しかしながら
どうしてそれを自分は目の前にしているのか?それが悲壮なもの
ではなく、大切なものだと思えるためには、それを自分で迎える
必要があるのだろう。自分で考えて、自分で決めて、自分の意志で
向き合うこと。そうすることによって、「ぎょうさん笑うこと」
「楽しむこと」「自分のものとしてじっくり味わうこと」が出来る
のだろう。


 「お箸のつかいかた」の話を聞きながら、次男が僕幼稚園まで
できんかったもんねえ・・という。そうだっけ?というと、小学校
上がるころに特訓されたやん!という。特訓したわたしの方は
すっかり忘れていた(笑)。どの家にも、どのひとにも、それなりの
ちりとてちん」は転がっているのかもしれない・・・。


 ところで・・やることが突拍子もないひとと、存在そのものが
突拍子もないひとと、どっちが突拍子がないんだろう・・(笑)。
 縁側でぼんやりしていた小次郎さん。母親に置いて行かれたら
40過ぎてもやっぱり淋しいんやね・・(笑)。