撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

おじいちゃん(ちりとてちん)

 清海の家を飛び出した喜代美。飛び出した理由は・・海老チリ?
海老の背わたを取り除く作業は嫌いではない。でもやっぱりそれは
最初から最後まで自分でやっているから・・。人生、表だけでは
生きていけないし、裏だけじゃやってられない。丸ごと味わって
初めて分かるものがあるだろう。


 おじいちゃんと聞いていた落語にひかれるように辿り着いた
一軒のいえ。中にいた男・・。声からひかれていくってあるなあ
誰かなあ・・って思って声に引き寄せられて、ああ、この人か
って思った時には、もうだいぶ好きになっていたような気がする。


 喜代美が男をおじいちゃんと呼んだのに軽いショックを受けて
しまった私(笑)。昔、おじさんと思った記憶があるから、喜代美の
年代からみたらおじいちゃんでも不思議はないのだけれど・・。
 歳をとってから守備範囲が広がったことに気づいて笑ってしまう。
昔(高校生くらいまで)は3つ以上離れていたら、違う世界のひとの
ように見えて、好きとか嫌いとか超えていたような気がする。今は
師匠も弟子も「いい男」に見えるので世の中楽しめるよね(笑)。
 歳をとるのも悪いものじゃありません!