撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

夏の思い出

 阿蘇で、小学生のラグビーの大会があった。正式名称
ラグビーマガジン Microsoft cup 第34回九州少年ラグビー
交歓会」というものです。去年からだったか、冠がついて優勝
チームは全国大会にすすめたり、Jスポーツでテレビ放映があったり
しちゃったりするもんだから、出場チームの増えること増えること
2泊3日でのんびりやってたのが、前半後半2パートに分けて
1泊2日のスケジュールみっちりになっちゃって、ちょっとばかし
忙しかったです。まあ、短期集中の方が足りなくなってきた私の
体力はごまかせるからいいんですけどぉ・・(笑)。


 我が子が絡むとみーはーの腕が鈍るぞ。さすがに我がチームの
応援で精一杯でよその子のラグビー・・未来のジャパン候補とかぁ
将来イケメン予想とかぁ・・そんな余裕は無かったです(笑)。


 それでも、いままで見たことのないこどもたちのプレイをみて
なんだかぽわ〜ん(ハートマーク)。控えめな仕事人タイプだった
子が、ハンターのようにボールを捕らえて自分でトライしたときに
見せた誇らしげな(ちょっとワルな)笑顔にきゃーって思ったり
こいつはオレが決めてやる!ってな人混みをかき分けるように
なぎ倒しながら倒れ込んだ強引なトライにドキンってしたり、
今までハイパウントなんかに手を出さなかった子がボールを凝視して
見事にその手に納めたところになんだかキューンとしちゃったり、
今まで大人しかった子たちの立て続けのトライに男の意地を感じたり
・・いったい何いってんだか・・・(笑)


 日に焼けた子供達の笑顔は試合が終わってしまえば、相変わらず
いたずらっ子になってしまったけれど、何だかたくましく思えたのは
私だけだったのかな?


 グラウンドの周りに咲いていた花。阿蘇といえども暑い暑い!
それでも草原を渡る風はさわやかで日陰に入り風に吹かれると、
生き返るようでした。


 試合終了は夕方。後かたづけをして車に乗り込み、混んだ道を
進み、高速道路にのぼった頃にはもう日が傾いていました。
いつもは学校行事なみに規律のきちんとした行き帰りのバスも
一泊二日フルに動いて、無事に終わって日も暮れたこの日ばかりは
少しばかりアットホーム?プライベート?気分だったようです。
「子供連れてアルコールなんか口にできません!」とグラウンドで
言っていたコーチはただのおじさんになって缶ビールで疲れを
癒していた・・というのは引率のお母さんの報告。役員さんが
用意してくれたおにぎりを食べながら騒いだ子供達を乗せたバスが
福岡の解散場所に着いた時はもう9時をまわっていました。


 私はと言えば、さっさと帰りの車に乗せてもらい、バスが着くまで
解散場所で少し待つかも・・とか言ってたくせに、熊本名産馬刺を
求めて同乗者お薦めの肉屋さんでお買い物をしていたら、いつの間にか
バスに抜かれて焦った、焦った。同時に帰り着いて一安心でした。


 馬刺と、馬肉サガリ(網焼き用)どちらも美味しくて堪能しました。
ついでに肥後牛カルビをちょっぴり買って、次男と次の日のお昼ご飯に
ふたりでこっそり食べたのはだんなと長男には内緒です(笑)。