撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

天性の才(どんど晴れ)

 大女将にカメをプレゼントするとは、平治さんもなかなか
意地悪・・てかやっぱし面白いひとですね。あの大女将に
嫌な顔をさせるっていうのも意外と出来ない技かもしれない。


 えみこさんと伸一のことを環夫婦がしゃべっていたのには
笑ったな。伸一が惚れて口説き落としたんだって!まったく
伸一くん、素直じゃないんだから。謝るタイミングくらい自分で
見計らってちゃんとしなくっちゃ。でも、なんだかえみこさん、
そのあたりのことはお見通しって感じですね。これ以上彼女に
甘えすぎないように、決めるとこ決めとかないと、怒られるの
通り越してあきれられてしまいますよ。愛してる女に対しての
男の最大の武器は可愛げだからね!


 夏美が時江さんに特訓されてるのを見て様々にいう他の仲居たち。
深見じゅんの「悪女(わる)」で、お掃除おばちゃんが言った
セリフを思い出す。「おんななんて、意地悪する理由はなんでも
いいのさ、美人だから、ブスだから、仕事が出来るから、仕事が
できないから・・・」気に入らない・・それが最大にして絶対的
な理由になるらしい・・。こわ・・。でも、その心の中にあるのは
何かしら感じるうらやましさ、嫉妬、心の中の寂しさなんだろうね。
環の心の中を解説するナレーション、親切すぎるって(笑)
 いじめに見えるしごきですら、ある意味特別扱いではあります
ものね。そのおかげで、夏美の根性あるところを時江さん評価して
来たみたいだし・・。環さんも、さすがにあまりひどいことはできない
から、そのうち夏美が頑張ってたら風が吹いてくるのでしょう・・と
信じておこう。


 それより、別れた、別れたって言っている、夏美と柾樹が周りに
及ぼす影響のほうが何だか罪作りのような気がするんですけど・・。
柾樹くん、説明きちんとしないで、すみません!って謝っちゃうのは
潔いことではなく不誠実で不親切なことのような気がしますよ。
 ところで、夏美のお父さんと柾樹の上司って、どういう関係だった
んでしょうか?見落としてるのかなあ・・わたし。柾樹の元カノと
副総支配人(でしたっけ)がおじ・めいの関係だったことも後で知って
二人が妙に親しくて怪しい・・って言ったのが恥ずかしかったりしました
もの・・。だれか 教えてくださいませえ!!


 天性の才を持ったひとは、ひと以上の努力でそれを磨かなければ・・
という大女将の言葉は確かですね。天性の才・・って、特別な
芸術だとか、スポーツだとか、そんなことばかり思いついてひとごと
だとばかり思うけれど、夏美のように、人の心を開かせる才能だとか
何かに一生懸命になれる才能だとか、そんな目に見えない、名前を
つけがたい才能だってあるんだよな・・って思いました。自分で何か
人より得意だと思うことがあるのなら、それを活かすことが才能を
伸ばすことになるのだろう。そして、そのことで人に嫉妬されることも
あるとしたら・・それは、それに慢心するな・・というシグナルなの
かもしれない。自分できづくかどうかは分からないが。人生で上手く
いっている!と思えるときと、何をしても今ひとつ・・と思える時期が
繰り返すのもそんなものなのかなあ・・なんてため息ついたりして(笑)