撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

ひとのせいにしない

 「ひとのせいにしない」ことは心掛けていたはずなのに
なんだかどこかですり替えていたことに気づいてしまった。


 次男とぶつかる・・。まったくもうこの性格は・・と、彼の
性格は表面、だんな似。しかし・・まったくそうでもない。あの
涙ぐむ、感情の高まりはわたしだ。意地っ張りで、言いたいことを
飲み込むあの口元もわたしと同じだ。


 いやいや、どちらに似ているなんて意味がない。問題は、彼を
受け入れること。そのままで愛していると受け入れること。
 こうなって欲しい・・とひとに思うだけではひとは動かない。それは
わたしの傲慢だ。そう・・わたしの傲慢だ。


 なんどもなんども過ちを犯す。だれかを自分の思い通りになんて
動かせない。自分の性格でさえ、ままならぬことに気づくというのに!


とりあえず、今日は大掃除だ。全然関係ないけれど、自分自身をまず
すっきりさせよう。素直になることすら力が要る・・と書いたのは
ちょうど一月前。繰り返し、繰り返し、軌道修正して、なんとか自分の
考えるなりたい自分に近づいていくしかないのだ。窓を開ければ新しい
風が入ってくると信じて・・・。