撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

四つ葉のクローバー

 しろつめぐさ・・ってクローバーだった。この季節、ふと気づくと
生えてる。今年は特によく気づくような気がする。さすがに、しゃがみ
こんで、四つ葉のクローバーを探す勇気はないけれど・・。実は先日
こっそりちょっとだけ探したけど、簡単に見つかるものでもありません。
昔、四つ葉のクローバーを押し花にして、しおりにしてた記憶があるけど、
いったいなにを願ってあの頃のわたしはしゃがみ込んでいたのだろう・・?


 今日はしろつめぐさを見ながら「ハチミツとクローバー」を思いだして
いた。鳥取砂丘での、野宮と山崎(変なツーショット)の場面。


 山田を傷つけたくない・・という野宮に


「何で お前の恋愛ってさ
 キズつけるのが前提なの?

 
 オレは好きなコができたら
 うんと大事にしよう・・・って
 ずっと思ってきたぜ?


 普通そーじゃないのか?」


と言う山崎。・・目からウロコ・・気分の野宮。


 野宮の性格に笑っていたけれど、ちょっと見方を変えたら
そんなことってよくある。分かったふりしてあきらめてること
よくある。恋愛はいつか終わるか変質してしまうと思い込んで
なかったか?恋したときのときめきなど、いっときのものだと
あきらめてしまってなかったか?


 あの四つ葉のクローバーを探していたころは、きっとあの
しろつめぐさのなかに四つ葉が混じっていると信じていた。
いくら友達が先に四つ葉を見つけても、それでおしまいになる
なんて考えてもなかった。信じていたからこそ、見つけることが
出来たんだ・・。大人になってそう思う。