撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

ひとりぼっちの旅立ち(どんど晴れ)

 なんだか夏美ちゃん可愛そうだったなあ・・。父親には親子の
縁を切ると言われ、彼には君には無理だと言われて、それでも
本当の彼の気持ちを思いやって、それを頼りに盛岡へ一人向かう。


 お父さんだって、彼だって、本当は悪い人ではないし、夏美の
ことを思ってないわけでもないし・・それでもこんなに彼女が
ひとりぼっちなのはどうしてなんだろう?


 そんな中でひとり旅立つ夏美はすごい。ある意味いい度胸。特に
彼にも言われてないのに彼の実家に乗り込むってどういうこと?
って感じもあるんですけど・・。


 母と夏美、いやに物事が分かっているような納得しているような
物言いがちょっとばかし気に掛かる。お父さんはあんなひとだから・・
と、すっごい包み込む女神のようにも見えるけど、一歩間違えたり
すれ違ったりしたら、とんでもない勘違い女や、だんなを甘やかす
都合のいい奥さんにも見えなくもないような・・。


 すみません、わたしの穿った見方です。でも、わたしはやっぱり
こんな出来た(ような)奥さんにはなれません。言いたいこといって
納得して、笑顔で毎日過ごしたい。そしてやっぱり、相手からも
必要とされてる・・ってしっかり伝えてもらいたいと思います・・ね。