撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

びーびー泣かへんだけで(芋たこなんきん)

 子供のように、声をあげて泣ければ楽だ。誰かの胸で何も
考えずに泣くことができれば救われる。だが、本当の悲しみは
自分の心の中から簡単に無くなってはくれない。


 大切なひとが突然いなくなってしまうこと、何も悪いことなど
していないはずなのにそんな目にあわせられること・・それは
罰ではない・・・それは教えだ・・という一真さん。人は死ぬと
いうこと、必ず別れがあるということ、それを知るための教えだと。
それを知ることによって、自分も人も大切にすることを覚えて
いくのでは・・・と。


 りんさんが、健次郎さんにいう。澄子さんの話が出てもやっと
泣かなくなったね・・と。ここ(こころ)で泣いてたやない・・と。


 親が、本当の笑顔でいないと、子供達も思いっきり笑えないんだね
という・・。いろんな家族がいて、いろんな夫婦がいるけれど、機嫌
良く笑う・・ということは、思った以上に大事なことかもしれない。