撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

出会いがしら

 出会いって、突然。ちょっぴり予感はある。その気はある。
でも、やっぱり突然。出会って気になって、通り過ぎて、もう
一度、振り返ったときは、・・たぶんもう恋におちている・・。


 人の多い本屋さん。いつもだったら入らない。でも、なんとなく
うろついていたら、いきなり目に飛び込んできたシンプルな表情。
おまけに、知っている名前。前から気になっていたひと。帯には
山田詠美さんの文章。えっ?このひととこのひとが結びつくの?
という意外性。


 手に取って2〜3ページ読んだら、もう家に連れて帰ることに
決めました。平松洋子さんの、「買えない味」という本。この方の
お料理の本を以前みたときに、旬のものがおいしいのはいうまでも
ないけれど、旬じゃないときの味も知っているからこそ、そのおいしさ
がいっそう分かる・・というようなことを書かれていたのが、とても
印象的だった。確かに、キャベツや大根や白菜なんかは一年中使う
よなあ・・でも、おいしい時期って格別だよなあ・・ってすごく
納得したから。旬だけを追って一年暮らせるわけじゃない。そういう
見方も確かにあるんだ・・ってとても考えさせられた。


 で、今から読むのがとても楽しみ。思いがけず、中にはきれいな
カラーの写真も載っていて、これまた楽しみ。

買えない味

買えない味