撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

繋がる(カーネーション)

えーからはよ帰ってんか!


素人ちゃうで、あのドス
あんたらのお姉ちゃん、どっかで修行したことあるん違うか?
というまさこさんに
いや、ないと思うけど
わからへんで、うちらが知らんだけで・・
って妹たち・・おいおい!
さすが糸子さんですね、好きやわぁ、こういうひと(笑)


矢表に立つときは自ら啖呵切って
問題が解決したときは
まさこさんの話すのを一歩奥に控えて見守ってるあたり
まさに親分


御仏壇のお父ちゃんに手を合わせる糸子の横に座る優子
まるでなにもなかったように静かに座るふたり
優子の髪型とその上にのっかった大きなリボンだけが時の流れたことを告げる


毎日はゆるやかに繋がる
ひととひととも
この目に見える世界と目には見えなくてもたしかにある世界とも
何気ない毎日は
螺旋を描くようにおなじところをぐるぐるしているようにも見えるけれど
その流れを少しずつ大きくし
その目指す高みにすこしずつ近づけていくのは
なにかに気づけるかどうか・・


ミシンと鉄砲玉の違いが分からない人には
人間と石炭の区別もつかないだろう
いや・・
ミシンにも鉄砲玉にも石炭にもそしてひとひとりずつにも
どれだけの想いをそのなかに抱えているのか込められているのかを忘れてしまっては
どこか「変」になってしまうのだろう



舐めると怖い世間の風に無頓着でいるわけにもいかず
それなりの妥協も方便も必要ではあるけれど
おかっぱにしてもその上にリボンを載せる優子のように
心の中の大事なことはどこかできちんととっておいてやらなくちゃね
きっといつかまた花開く
ひとがひとに蒔いた種はその時がくれば・・
そのとき繋がっていることを思い出せば幸せの色に輝くだろう

男前普及委員会推薦第2号

11月23日に行われた伝統の一戦早慶戦
もちろんラグビーの話(笑)


その日、ひさしぶりにピッチに戻ってきた彼にほぼ一目ぼれ
彼がボールを持つと前に進む進む
そして彼が一番後ろに控えているというその意識が
チーム全体に強い安心感を与えていることが見て取れる


うっすらひげを生やした風貌はどっかの若頭みたいで
頼りがいのあるアニキって感じプンプン
穿って言えば、鳶の衣装も似合いそうなやんちゃな印象
でも
仲間と交わすその笑顔はなんとも無垢で
少年っていうより、なんだか可愛い子どもに見えて
いいなあ
こういうひとと仲間でいられる男の人たちっていいなあ・・って思ってしまう


その男早稲田大学蹴球部「井口剛志(いぐちつよし)」
本日誕生日の22歳


来春からは神戸製鋼入りも決まっているそうで
彼があのチームにどんな風を吹かせてくれるか楽しみです


注:文章中の表現にはまったくの主観・独断・勝手な想像が含まれることを御了承ください