撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

かめのマトリョーシカ(ウェルかめ)

久しぶりに観て、初めて噂のカメのマトリョーシカを見ました。悩む波美が何気に開けてみる・・あけてもあけても同じものが出てくる。もしかしたらこれは・・佐古さんの肩書とその未来の条件に魅かれて断れないではいるが、自分の心の中に問うと、全然別のものが何度問うても出てくる・・っていうのをあらわしてるの?


 それでもドラマを観ていると、なんだか、今度は何か起こる?今度こそなにか変わる?とほのかな期待をしながらも、やっぱり同じパターンのやっぱりいまひとつ理解できなかったりなんだか違う気がして居心地の悪い、代り映えのしないドラマが続いている(しかもだんだん気持が萎えて小さくなっている)このドラマ自体をあらわしているような気がして・・・。


 ほんとに楽しみ方がどこかずれてしまうドラマですね。観なきゃいいし、書かなきゃいいんだけどね(笑)。


 一生懸命波美を口説いている佐古さんが、かわいそうなような・・なぜそこまでする?と理解できないような・・・もはや、恋愛感情が変質して、意地でも陥として、あとはどうなっても知るもんか!というような恐ろしい執念を感じるような気がします・・。波美・・キスもしたくない人に気を持たせるのはそりゃあんたが悪いと思うよ。なんて純情!可愛い!と思ってた佐古さんも、さすがにここまで引き延ばされて、自分のほうが手玉に取られてる!って思ってるような発言でしたことね。


 ふと考えます。悪気がなければいいってもんじゃないんだよ、悪いことしてるって自覚がないのが一番たちが悪いってことがあるんだからね・・。よく、わるいひとじゃないんだけれどぉ・・・って思う人に出会うことがあるんだけれど、なんだか「ウェルかめ」にはそういうひとばかりが集まっているかのような、どこか分からない居心地の悪さがあるような・・・。これって、脚本家の意図?人格?見続けるとイライラするか、鈍感にならざるを得ないか・・のような気分になります。世の中、もっと腹立たしいことはあって、それは無視するわけにはいかないから、こんなドラマに本気になってはいけないわよ・・と、見て見ぬふりをする訓練のために作られているのかしら?とかまたまた穿った観方をしてしまう困った私なのでした。


 民放だったら、とっくに切ってるんだけどね。公共放送NHKなんだから、文句言いたくなるってのもあるかもね。坂の上の雲に全部予算つぎ込んだんだろうか?いっそ、あれだけでもいいんだけど・・なんて思っちゃいます(笑)