撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

本当の私

 以前読んだよそ様のブログで、「どっちも本当の私だよ!」って
児童館で見ていた子供が言った・・っていう記事が印象に残ってる。


 いい子の自分も、いい子になれなくて甘えて駄々こねてる自分も
どっちが本当じゃなくてどっちも本当なんだって・・。


 小さくてもそう言える感性ってすごいと思う。あとは、本当に
出したい時に出したい自分を出せているかというところ。それは
なかなか難しい。


 大人になったって、そうそう上手く出せるものじゃない。出さなきゃ
いけない相手に出せなかったり、出しちゃいけないときにたまらなくて
出してしまったり・・。出さなくても苦しくて、出してもやっぱり
苦しかったり・・・。


 寒くなると、まるで自分の真ん中の何か大切なものを暖めて大切に
したいかのように、背中を丸めて、力を入れて、固くなってしまってる。
無理して動かすと、半解凍のカニの脚のように、ポキポキ折れてしまい
そうだ。そんなに固くなって守っているのはいったい何だったのかなあ?
 一回茹で上がるほどに溶かして中身を確かめてみたいもんだ・・なんて
ストーブを足元に置いてうつらうつらと考えてみたりする。