撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

escapeではなく解放 もしくはrestart

水曜日はダンスのサークル
その前に今週はお茶のお稽古
週に二日は仕事を入れずに自分のことをしようと考えているが
それもレギュラースケジュールでそこそこ忙しい
午前中に仕事が入った水曜日は夕食がデパ地下弁当になることもしばしば
それでも今日は午前中ゆっくりできる日
なので夕食の準備をばっちり整えて
久しぶりにダンスのあとのヨガのクラスまで参加することにする
血管のしなやかさは筋肉のしなやかさと比例すると
当たり前のことに今さらそうか!と気づかされて
ストレッチだけはここのところやってはいるけれど・・


ヨガのクラスはひさしぶり
優しい笑顔のほっそりとした若い女の先生
見てるだけでも体がほぐれていく気がして好きな時間


足の指に手の指を絡ませて足首をまわすところからはじめて
両の手に足を挟んでさすっていたらなんだか自分のからだが愛おしく思えてきた
隅々まで目を配るとはよく言うけれど
自分のからだの隅々までこうやって意識をもって
ケアするように取り扱ってやることってありそうでなかなかない
大抵はもっともっともう少しとできないことばかりに焦って
鞭打つように動かしていることの方が多いような気がする


そう思えたらなんだかいつものヨガがもっと気分よくなってきた
陽の光や月の光を浴びるように上を向き
地に根を張るように足をつける
ちょっときつい姿勢から基本の姿勢に戻った時の
息があがり血の巡りを感じるその感覚は
スポンジを絞っては新しい水を含ませるようで
からだ中がポンプのようにいろんなものを巡らせているものだと感じる



そういえば・・
お昼ご飯を食べながら読んだ毎日新聞の人生相談で
ヤマザキマリさんが荒波を乗り越えたからこそだと思える
懐の深い優しい回答をされてあったのを読んだ
「逃げたのではなく解放されたと思うのは?」と
そしてまた時がくればその続きをやってみれば?と


からだを動かすと気分が良くなる
それは単に運動するからだと思っていたけれど
すっごく高いレベルで何かを目指し実現するひとは特別で
自分の運動なんて健康維持のためくらいのものと思ってたけど



気持ち一つ変えるとからだの喜び方が変わる気がする
all outなんてとても無理だと思ってたけど
布巾をギュッと絞って次に備えるそんなものもあるんだ
肺を空にして新しい空気をいれるように
小さなちいさなrestart
その一度ごとに自分の気持ちを少しずつ解放していく
息を吐くごとに少し深く体を折り曲げられるように
ゆっくりと何度もまっさらになって受け容れよう
そしてそこに流れ込むものは
きっと私が見つめている先にあるもの
憧れてやまないものにすこしだけ近づけるそんなものであってほしい