撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

守りにはいるにはまだ早い

ようやく
穏やかな日々が来たと思ってた
すこし物足りない気がしないでもないけれど
とりたてて不満もなく
その丁寧な仕事と少し不器用な人柄も
個性と思えば悪くないし
もっとお互いのことを知り続ければ
関係はもっとよくなると思ってた
でも・・
やっぱり忘れられなかったのね
だって
あのひとと会ったあとの自分のほうが好きなのだもの
なにより明日から頑張ろうって力をもらえるときめきがあるのだもの
ごめんなさい
こんなにそばにいるのに・・
私はあのひとに会いに行きます




というわけで
産休明けから戻ってきた美容師さんのいる美容室へ
しばらく通った地元の美容室を素通りして行ってしまいました(笑)


二児の母となった彼女は
話題こそ家庭の話が増えたものの
返って共通点が増え私の考えを伝える機会が増えたようなもので
変わりなく鮮やかなハサミ捌きで
難なく私好みのショートカットを作り出してくれました
これだよ!これ!
美容室に行くのが楽しみになる心弾み
これがいまいち足りなかったの


技術は文句なし
サービスも丁寧さも悪くない
だから2か月経っても崩れない形を保ってくれる
マイナス要素は大してないの
でもね
ワクワクが・・と言ってると
今日の彼女
「守りに入ってる感じですかね?」
あ!それ!
まさに言い得て妙(笑)



多分・・
私のこんな気持ちは彼には伝わらなかったんだな
センス・・なのかもしれないけど
もうその先にある好き嫌いに近い相性なんだろうね
言い換えれば
言葉が通じるひととしか分かり合えない
ただの言葉だけでなく
その言葉の伝えたがってるホントの意味を分かる人
分からないとしても、探ってみようと思ってくれる人としか
解り合えない部分ってあると思う



彼女のそのひとことで
ああ、そんなニュアンスが伝わるっていうことが
好みのカットがちゃんと出来上がるってことかって
あらためて思ったよ



そんな文句なしの髪型にしてもらったら
こちらだってつべこべ言わずに頑張るしかなくなるよ
って気持ちになれるのが不思議


さあさ、守りに入るにはまだ早い
どんどん攻めていきましょう
やりたいこと、やるべきこと、山積みでいいと思う