撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

目的を持たず結果を求めず

教育、もしくは子育てに関する講座
94歳になられる方のお話を聞く
なんていうのだろう
どうしてだかとてもよく声が伝わった
頭の中でイルカの会話や骨で伝える補聴器のことなんか考えてた
その方の想いやこれまでの生き方がそのまま伝わってくるような気がした
そしてその話す横顔がとてもカッコいいなあと思えた
なにが分かったわけではない私だけれど
来てよかったな、お会いできて良かったなと思えた
帰り際にご挨拶をさせていただいて握手をお願いした
いささか興奮気味で熱くなった私の手にくらべて
ひんやりと心地よく感じられる滑らかな手のひらだった


題名はお話の中で心に残ったこと
目的を持って頑張って
結果に結びつけることで次を目指そうとすること
そんなことが多い中、まるで反対のこと
もちろんすべてのことをそんなふうにできるわけではないし
目的も結果も必要な場面では必要だけれど
今目の前のことにあたるときにそれは必要ないのかもしれないとふと思った
そんなことを考えずにただ目の前のことと真剣に向き合う時間を繋げることで
自ずとそれは進んでいくのではないか
ただやりたいこと、やらねばならぬことを一心になすこと
それだけでいいのではないかと思えてくる



自分に足りないことをつとめて身につけることも大切だけれど
自分のこれだと信じるところと突き詰めるのもひとつのやり方
ものごとにはいくつもの見方もあれば
必ず裏と表になる相反するものも備えている
止まってしまわなければ
お終いにしてしまわなければ
どう生きていってもいいのかもしれない
そんなことをふと思う


・・って根っからふわふわふらふらなのね
なんて自分のことを思ったり
そんなことを考えることもちょっと楽しかったり


新しい出会いはいつも新しい風をくれる
その風に吹かれるのがなにより心地よい