撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

愛しの筋肉痛

一か月半にわたるラグビーワールドカップも幕を閉じた
ジャパンの大躍進はそのものももちろん楽しませてもらったが
そのあとに続くワールドカップを観る上でも大いに実のあるものだった
準々決勝は「もしここにジャパンがいたら・・」と未練もたっぷりだったけれど
だんだんと上っていくにつれてその凄味を感じ始めた
ジャパンがあそこまで頑張ってくれなければそのことには気づけなかった気がする
その差というものが見えるところまで進んでくれたからこそのもの
ニュージーランドの凄さというのも今回本当に分かったような気もする
「強いチームほどシンプルなんですよね」
とある知り合いのラガーマンが呟いた言葉がひしひしと迫る
やっていることは当たり前のこと
しかしながらその精度は抜群
だからこそ難しい局面でふと見せる技が光る、魅せる
おそらく一つの動作を4枚くらいの写真に撮るところ
32枚くらいの写真にしたとしても
1枚1枚の動作が確実に違うことをしていると思う
だからこそその技術が確実でもあるし
なにかあったときの選択肢や修正がいとも自然に進むのだと思う
それだけのからだの動きを制御できるということが
とてつもない強さに裏付けられているということは想像に難くない
スローモーションで芝に踏み込まれるスパイクの一歩が
まるでそれだけで優美な動きを見せる生き物のように
そのシルエットを変えるところを見てそんなことを考えていた


日曜日は高校ラグビー観戦
ベスト8の4試合が二つの会場であるというのは
ラグビーファンを悩ませるし萎えさせる
とりあえず片方の会場に行ったものの
物語を感じるほどには盛り上がれないまま大宰府へと移動
高校ラグビー観戦の醍醐味は2回戦あたりかなあ・・などと夫婦で話しながら


月曜日には用事をすませたあとにダンスの個人レッスン
ワルツにタンゴ、スローフォックストロット
股関節周りの細かい使い方の向きや上半身と下半身のギャップについて
ホールドと肩甲骨から首までの形と使い方を改めて確認
インナーマッスルってこのあたり?って感じるくらいの抵抗
昔々とは形も使い方もリズムの取り方も違う
それは学生レベルとプロレベルの技術の差というだけでなく
時代におけるダンスの考え方と組み方にも寄るらしい
今を知ることは大事
今と自分とのちょうどいい距離をとることも大事なこと


今日目覚めたら全身が筋肉痛
いや、体幹部分と二の腕と腰回りと太ももか
(ほとんど全部じゃん)
ほお!今回特に使ったのはここか!
以前よりたくさん動かしたのは昨日はこのあたりということね
踊って帰ってきたときにはとにかく体と頭が飽和状態で
どこというより全身疲れ果ててる感じだから
次の日のこれでレッスンの内容と自分のからだのことを改めて考えられるというわけ



筋肉痛が楽しいなんて思える自分なんて
昔だったら考えられない
今だってダンスじゃなければこんなことは考えられないかも
いくつかの出会いがあって
それを自分なりに受け容れ消化し
そうして今日を楽しむことに繋がっている


出会いに感謝
毎日に感謝
今日のこの日にも感謝します