撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

さあ、繋げていこう


シルバーウィークが終わってもやっぱりラグビー
ジャパン対スコットランドの試合は中洲のスポーツバーでPV
結果は残念だったけれど前にここに書いたこともある
中学以来の友人とちょうどお互いの都合がつき
めったに会えない彼女と一緒に観戦することができた
あの頃はふたりでラグビー観るなんて想像もしてなかったね
って不思議な気持ちで

そして対サモア戦は前から決めていた店で
南ア戦を一緒にみた仲間たちと観戦
選手が10日間しっかりと準備をしている間
ファンとしても少しでもなにか準備しなくちゃね!
と、ラグビー好きの友人数人に声をかけ
観戦者を増やして盛り上げるという準備をする


当日はほぼ満員の大盛況
試合の放映が始まる前から会場はいい雰囲気で温もっている
めったに歌わない君が代も今日は歌う
(普段は歌っても歌わなくてもいいという自由を確認している)
何よりジャパンの選手たちのプレイがいい
落ち着いてそして積極的に攻め込んでいる
会場のあちこちから声が飛ぶ
その声もジャパンの奮闘を受けて温かく前向き
もちろんトライの場面ではみんなでハイタッチ


試合はジャパンが着々と点を重ねる
それでも着々と楽々は違う
やるべきことをやり続け取るべき時に取りきっての得点
当たり前のようにやっていることがこれまでどれだけ困難なことだったことか
スクラムを組んでは押され
マイボールのラインアウトもとられ
そんなワールドカップでのシーンを観てきたものとしては
ジャパンのマイボールがジャパンのボールとして前進していくことが
この4年の成長を思い起こさせ嬉しくてたまらない
いまになれば分かる
これまでのジャパンの選手たちだって精一杯のプレイをしてきたのだろう
しかしながら
試合が始まってからはそのどうしようもない力の差は
もうどうやっても埋めようがないのだ
どんなに心を込めても踏ん張っても
どうしようもなくこぼれていくチャンスを
どんな思いで耐えながら試合の間持ちこたえていたのだろう
あまりに力の差があって届かないと
気持ちまでこもっていないように見えることすらあるのだ
込めようにも込めたはずのものが崩れていってしまうのだから・・・


20点差をつけての後半開始
何が凄いといっても相手を零封しているのが凄い
このまま封じ込めて欲しいと願いながら応援する
しかし相手も反撃、ワントライを返す
たったワントライといえどもその零からの動きが怖い
頑張れ!がんばれ!と応援しながら声をだしてしまう
また同じ場所で大丈夫!大丈夫!と声をかけている観客も
うん、そうだよ、大丈夫だよね
そのジャパンへの声に私も励まされながら応援を続ける
不安・・ではない
なんなのだろう?
気を抜いてはいけない
(応援者として)気を抜いたりしたらばちが当たる
とでも感じていたような・・


そしてノーサイドジャパンの勝利
会場のみんなで喜びを分かち合い
余韻から抜け出せずにそのまま次の試合まで観戦したりして・・
喜びはいい
その場のみんなを結び付けてくれる
アメリカ戦のPVの計画まで立ってしまって(笑)


それにしても・・
今回のジャパン、どうもラグビーの選手という枠を超えて好き
ただのみーはーとしてだけじゃなくて
まるで我が子か自分と深いかかわりのチームのように愛しい
あ、日本代表なんだから我がチームなのか!
ジャパンという日本代表のチームなのだから
当たり前といえば当たり前なのかもしれないけど
いままでとは段違いにその想いが強く深い


4年間、様々な人が関わってきて
先輩後輩のように幅の広い年齢層の選手がいて
それぞれの持ち場を取りまとめる選手がいて
そのそれぞれがきちんと連携を取り合って
ジャパンという大きな一つにまとまって


まるで高校ラグビーの最後の季節をみているようだ
もうすぐ終わりの来るシーズンを
懸命に走っているラガーマンたち
その終わりが一日でも遅く来ることを願っている
一日でも長く彼らのチームとしてのラグビーを観ていたい


できればいまのこのチームの素晴らしさが
ジャパンの伝統として受け継がれ繋がっていきますように
そしてこの素晴らしいジャパンとともに時間を過ごせたこと
そのことを2019年に向けて繋げていけますように
少しずつでも「ラグビー文化」と言えるものに近づけるよう


まずは12日のジャパン対アメリカの試合を精一杯応援する
応援のためにそれまでにしっかりと準備をする
いま自分の目の前にあるものにきちんと向き合うこと
それを続けることによってしかより良い明日は来ないのだから、ね