撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

初めてなのに懐かしい

知らないくせに
知っているような
来たかった場所
雨の匂いを吸って
木の床が懐かしく香る
高校時代の校舎の匂いをふと思い出す
どこにかくれていたの?
そんな記憶
海が見たくて曇りガラスを拭ったら
雨に煙る紺色の海に高く白い波が見えた
きっと新しい波が来る
繰り返し波は生まれる


出会える幸せ、出会えた幸運に幾度も感謝する
昨日が今日を引き寄せてくれたように
今日は明日を連れてきてくれる
この想いを大切にしていこう
淡く澄んだ穏やかな愛しさ