撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

春、3月  花に呼ばれて

なんとなく
庭にいかなくちゃ・・と


カメラの電池が切れていたのを入れ替えて
日付の設定がとんじゃってたのも入れなおして


花開いたね

でももう散り敷いている花びらも・・


白梅のほうも花盛り
それでも魅かれるのは凛と一輪


こんなに近くで見るのはひさしぶり
まつ毛の長い女の子みたいだね


見上げていたのは曇り空



桜と違って心が騒ぐことがないのはなぜだろう
雨が降れば花が散るのは同じなのに
今年見られたからといって
来年みられるとも限らないのも同じなのに



それでも
ここは私の庭
ずっといてくれるから
花が居なくなっても
わたしがいなくなっても
梅の花がいてくれたこときっと消えない




まどみちおさんが亡くなったことに少し涙した日の翌日
曇り空も雨も優しい気がした
庭に白梅の香りが漂う