撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

ここだけの内緒の話

なにもする気が起きず
いちにち寝たり起きたりしてぼんやり過ごした
早くに出ていくひとの朝食を作ってひと休み
バイトに出ていく息子のお弁当を作ってひと休み
今日の仕事を明日に回して大丈夫なことを確認してひと休み
もうなにかをするには時間が短くなりすぎてひと休み


数日前、夜中に気分が悪くなって
ひとりでいるのが怖くなった時にはダンナを起こしたのに
なんとか大丈夫になったらもうひとりでいる
基本的にひとりの時間がないとどうも具合が悪いらしい


ああ・・夕ご飯つくらなくちゃ
もうすぐ息子が帰ってくる


多分、家族がいるからなんとかまともな生活をしてるんだろうな
ひとりだったら気分が落ち込んだときにはどれだけぐちゃぐちゃになってるかわからない
それとも全然違う性格と生活になってたりして・・(笑)


ここだけの内緒の話ですが
自分が食べたくなくなっても息子のためなら料理するだろうな
(ダンナとはふたりで楽しむために料理してるような・・)
そのうち一緒に住んでいなくなっても
帰ってくると言えばなにかしらして待ってるだろうな
できればひとりふらりと寄ってくれるのがいい
嫁も孫も連れずに(もしいたとしてもの話)
何をするでもなく傍でぼおっとしててくれるだけでいい
好きなテレビを観るでもよし
ソファでうたた寝するもよし



そんな静かな空気が流れる場所では
なんだか深く息ができるような気がする