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- 作者: 杉浦日向子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/09/29
- メディア: 単行本
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数日前からひさしぶりに読み返してる
前より食べたことあるものが増えてる気がする
前より少しだけ深く味わえる気がする
今回印象に残ったのは
「瓶詰チェリー」
と
「じゅんさい」
ひとには一人の時間と
誰かといる時間どちらも必要
そしてできれば
だれにも触れられないような頑なさと
だれかとふわりと変わっていく自在さと
どちらも持ったままでいたいと思う
久しぶりに街にでかけて
オリーブの実とチーズとなぜかラム酒の小瓶を買った
なぜか・・といってもそれは本に出てきたから
なんとなく飲んでみたくなって
そしてなぜだかこっそり封を開けひとりで味わってみた
家で黒糖焼酎を飲むときに「ラム酒みたいな」なんて言ってたくせに
初めてそれと意識して飲むラム酒の味はそれとは全然違った
ひとって知らないことでも同じイメージや思い込みがあれば
良くも悪くもそれで意識を共有したりもできるんだなと笑えた
明けた22日は杉浦日向子さんの月命日とか・・
お会いしてみたかったな
でもうんと一生懸命生きたらそのうちお会いできるような気もする
彼女のおかげでもう素敵なものやひとに出会わせてもらってもいるし
なにより彼女だったらふいと垣根を越えてどこかにいらっしゃるような気もする
お気に入りの季節のお気に入りの時間帯、お気に入りの場所あたりで・・・