撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

夢の一週間

夢のような一週間だった
まだ半分夢の余韻の中にいるようでもあり
実際のところはその一週間の代償の忙しさの中にいる
どうも日常に戻り損ねている気持ちを
ここに書き記すことによってなんとか折り合いをつけようとしている


ゴールデンオールディーズワールドラグビーフェスティバル福岡


去年の12月にその発足会に出て
おもいっきりみーはーな写真を撮ってから正直あまり動きはなかった
福岡に居てもこれだから本当にそんな大会ができるのか半信半疑でいた


夏に何かのご縁でラグビー好きの集まりに出かけてみた
フェイスブックで知り合ったひと
母校のつながりやともだちのともだちでつながったひと
まだ実際にあったことのないひとがいっぱいいるというのに
ラガーマン30数名の集まりにただひとり乗り込んでみた


同じ高校の出身ということがこんなにつながりをつくってくれるものかと驚いた
高校時代にラグビーをしていたというつながりがこんなに熱いものかと驚いた
ラグビー好きで母校を応援し続けてきたことが
ここにきて一気にその場へと溶け込ませてくれた


夏、母校のラグビー部OBたちがゴールデンオールディーズへの参加を正式に決める


夏からのつながりでその応援へも出かけることになる
少しだけ見物にいけばいいやくらいのノリだったゴールデンオールディーズが
いつしか自分にとって、秋の一番の行事になる


10月28日日曜日
開会式〜パレード


10月31日
海ノ中道海浜公園グラウンドにてオーストラリアチームとの試合
続けてホテルルイガンズでのアフターマッチファンクション

11月2日
雁ノ巣レクリエーショングラウンドにてジャパンレジェンドとの試合
これまたホテルルイガンズにてアフターマッチファンクション
そののち焼肉屋でのチームの打ち上げ


11月3日
マリンメッセにてフェアウェルパーティー
19時開会、お開きは24時!


そのスケジュールだけでも十分に夢のようだったけれど
そのなかで体験したこと
みんなで話したことはこれまた時間軸を一気に数十年飛ぶよう
日本とは思えないパーティーのメンバー
英語での会話とプレゼントのやりとり
笑顔、ダンス、ハグ、kiss、
国籍不明のおもしろいオッチャンになってる仲間
いつのまにか熱心に口説いてくるオーストラリアのおやぢ
この大会に関わりながら途中でなくなってしまった方のお母様と偶然知り合ったり
いまなおこの世界のどこかで無事を心配しなければいけない家族を持つ人に出会ったり


ラグビーの奥深さを教えてもらった試合
ラグビーの楽しみ方を教えてもらったひとたち
ラグビーを通してひととつながることの素晴らしさ、
前を向いて生きることの素晴らしさを感じてしまった日々



今思えばすべての出会いが不思議
早すぎても遅すぎてもこんな気持ちにはなれなかったような気がする
出会うべくして出会う人に出会うためにこの毎日はあるのだと
また確信してしまうようなそんな一週間だった


まだやるべきことはある
まだ思っただけでやっていないことがいっぱいある
そう思ったことも確か


またいつかこんな夢のような出来事に出会うために
いまはいちど夢から覚めて現実に戻り
自分の日常をきちんと過ごさなければならない


やっと書くことで少し落ち着けたかな
ここはわたしにとって他とは違う特別な
大切な場所でもあることを確認することでもあったような気がします