撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

漕ぎ出す

某兄ちゃんさんの若きなでしこの記事を読んで
なんだかうるっと来てしまった


たぶんそれはひとまわり大きな海に漕ぎ出したものへの
あたたかな励ましの言葉、そしてその海を泳ぐ決意をしたものへの
はなむけの言葉が書いてあったから
彼女たちはもちろん今までも懸命の努力をしてきたのだけれど
それでもその世界がぐんと広がるときには
とてつもない試練と、一つ間違えば不安が待ち受けているから
足のつかない深さへ踏み出す勇気
手すりから手をはなす勇気
転ぶことも、のたうちまわることも覚悟する勇気
自分の殻を打ち破る覚悟
そして時には助けを求める決心も・・・


彼女たちに比べれば
そんな大したことをするわけではないけれど
それでも年が行けばいくほど殻は厚く、
転ぶことへの恐怖もあるわけで・・


深呼吸をしながらゆっくりとストレッチをするように
毎日毎日をすこしずつ新しいものにして
自分が固くなることを拒もう
そしてもういちど
これまでの毎日に、これまで出会った人に感謝しよう
走るために振り落してしまったものにも・・・


一日だって無駄な時間などなかった
だれひとり大切でなかった人などいない
そう信じることによって
明日から、いや、今日からの私を信じよう


すべての出会いに意味はある
回り道だったのか、ショートカットだったのか
いまはそれすらもわからないけれど
それでも
すべての旅に意味があったはず


少しだけ生まれ変わる必要があるからこそ
自分のすべてを大好きだと抱きしめよう
明日へとつなげていくために・・・