真夜中にアペリティフ(昼下がりの情事)
12時を越えていたというのに
何故か突然観たくなって本棚からDVDを引っ張り出してくる
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2011/06/22
- メディア: DVD
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久しぶりにはじめから観る
最初にトランクの上に座って、
そしてホテルリッツの前からチェロを自分で抱えて帰る姿を観て
いままでになく切なくなった
その前に洗面所で彼女が髪を整える場面があったせいか
こんなに強くなれる?
こんなにいじらしくなれる?
彼女はもうとうに恋してたんだな
ラストシーンを観てこの映画がどうしてこんなに好きなのか分かった
ふたりはとうに恋人同士だったのかもしれないけれど
これまではまだ恋の始まるあの時期がずっと続いていたんだ
一番ときめいて、いちばん切なくて、いちばん美しいあの時期・・
「わたしはどうせアペリティフの女・・」と彼女がうそぶくあたり
メインはどうぞほかのご婦人と・・という強がりだけれど
それだけには留まらないな・・などと
いつも始まり
いつもこれからの期待
そしてそれを口にするときの幸せな心地
彼女は世界のすべてではないけれど
世界のすべては彼女とともに輝きを増す
・・・
心地よく酔わせてもらいました