撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

リセット

昨日の雪は凄かった
雨が降っていると思ったらいつの間にか雪に変わっていて
それもそんなロマンチックなものではなくて
ボタン、ボタンと自分の存在を叩きつけながら地面に記すように積もっていき・・


仕事を終えて駐車場に行くと車の上にこんもり雪
幸い、持っていた傘でガラス窓の雪を落とせるほどの柔らかいものだったけれど
落とし方が甘かった運転席側の窓、駐車場代を払うのに
自動精算機の前で窓を開けたときに見事な薄い雪の壁が出来上がり
・・あら・・と見とれる間もなく車内に倒れ込んで
運転席に居ながらにして雪の洗礼受けましたツメタカッタ(涙)


帰り道にも雪は降り続きセンターラインが消えかかり・・
いろんな意味で
雪はこの世界とどこか違う世界を結ぶものだと
これまで漠然とかんがえていたことを実感した次第
立ち止まって空を見上げているときはそんな気分も悪くないけれど
暗い夜道を運転しているときには味わいたくない気分だな・・


温かいお風呂に入って
温かいお布団に入って
次の日は外に出る必要のないことに感謝して・・


今日は一日ゆっくり
昨日、今日と、ひとつずつ
なんだか気にかかっていたことを自分なりに整理出来た気持ちになり
もういちどうたた寝を楽しんでいると
夢の中でダンスしてた
おかしいね
今日は月の最終日でフィットネスクラブもお休みでダンスのレッスンもなし
昨夜「明日はプールにでも・・」と思いかけ諦めて苦笑したところだったのに


庭の梅の開花があまりに遅く
そのつぼみに色の気配さえもないことに不安を感じるほどだったのに
今日庭を見てみると紅梅のピンクに咲く前の濃い紅が顔をのぞかせていた
私の心を映しているの?などという思惑は人間の思い上がりで
梅の木は昨日のなごり雪と言うには重すぎる雪が
自分の身に降りかかることを知っていたのかも知れない
まるで何もなかったかのように
当たり前に自分のなすべきことを淡々とひとつずつ進めているように見えた
いつも自然には教えられることの方が多い


閏年
2月29日
誰がそんなことを思いついたのか
それでも4年に一度というものはいろんなところで自然でもあるようで
その4年に一度に向かって自分を高めていくひとたちがいる一方で
せめてこの日まっさらな心にリセットしてみたい・・などと思った日