撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

新しい時代(カーネーション)

奈津が今までで一番美しく見えた
何かを決心して自ら生きようとしたひとは
こんなにも清々しく潔く美しいのかと思えた


御仏壇に手を合わせる奈津
美容室を手伝ってくれと言われ
すべてを忘れて前向いていこうといわれ
そして縁のあった血のつながらない3人の女がこの美容室を始めることになる
縁とは・・・
血のつながらないひととの縁とは
まさしく愛でつながるのだと思った
直接に間接に、ひとを愛すること、ひとを愛したことで
ひととの御縁がつながっていくのだと思った


勘忍な・・いまから返していくよってな・・
八重子さんが義母のその言葉に涙する


生きていく上で起きたあらゆる出来事は
それがいいこと悪いことに関わらず積み重なっていく
なかったことにすることはできない
忘れたふりをしても一切口に出さなくても
なくなったことにすることはできても本当になくなりはしないのだ


しかしながらその上に幸せを重ねていくことはできる
幸せを増やしていくことによって
その悲しい過去ですら必要なことだったのだと
優しい眠りにつかせることはできるのだ


新しい時代・・・
その言葉の明るさの通りのいい毎日が積み重ねられますように・・
時折、ドラマのなかのひとたちの幸せを願うことと一緒に
現実の毎日の幸せを願う力をもらっているような気持ちになる
このカーネーションというドラマに出会えたことにも感謝している