撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

ずっと応援しているよ

本日高校ラグビー
昔で言えば県大会開始の日
県のベスト16が出揃い
2会場に分けて4試合ごとが行われた日


長男の母校が今年は増えた部員で
1回戦、2回戦と突破し
久しぶりにここまで駒を進めた
Cシードを獲得しては部員不足で逃し・・あたりを繰り返していたのが
これでBシードは確実にものにしたという嬉しいニュースをもらった
本日はAシードを相手にどこまで戦えるかという誇らしい試合


と、言いつつもやはりAシードの壁は厚いか
健闘しながらも決め手に欠け紙一重を全部相手に持って行かれ
点差を広げられたまま前半終了
もしかしたらやれるかも?などと思ったのは甘かったかな?とも思いつつ
いや、これが経験というものだろう
まだ見ぬ恋する相手を前に硬くなってしまったようなそんな気もした
でもなによりも嬉しいのは25人のチームジャージを着た選手のほかに
高校のウィンドブレーカーを着て待機する後輩が応援の声を上げていること
先生を囲む円陣がひとまわり厚く大きくなっていること


後半半ば、チームの中から「このままじゃ終われんぜぇ!」と声が掛かり
それに応えたチームメイトたちが意地のプレイで陣地を取り戻し始める
のこり5分で初トライ
応援のお母さんたちから大きな歓声が上がり
同時に「これで大騒ぎするなんて・・」と自嘲気味ながらの明るい声も上がり
思わず心の中で「それでもここから・・これは大きな一歩」と一緒に笑顔になる


また別の高校の、次男の中学までのクラブチームのチームメイトたち数人とも会う
わざわざわたしたち夫婦を見つけて駆け寄ってきて挨拶してくれたやつ
ジャージもらったけど今日は出られなかった・・といいつつ
前よりずいぶん引きしまった顔つきに頼もしくなる
また1年生からスタメンの位置で頑張っている子も
懐かしそうな笑顔を向けてしばし一緒に話していってくれた
昔からラグビーが好きで人一倍走り回っていた子ではあるけれど
楽しいだけでは済まない高校での練習のきつさ、厳しさも感じ
からだは大事ですね・・としみじみと言っていた
そのどの子も1年前よりも格段に大人の顔になっていて
ここまで応援に来たわたしたちを大切な知り合いと認めてくれるように
丁寧に嬉しそうに挨拶して正直な想いや考えを伝えてくれていたのが嬉しかった


きっとまたくるよ
そして
いつも、いつまでも応援しているよ
あなたたちがいるから一段とラグビーが好きになる
・・・
そんな彼らに会えたのはやっぱり我が息子たちのおかげだよね・・と
そのことにも感謝しながら冷えたからだを抱えながらも
暖かい気持ちになって、背景には広がる山の風景を湛えながら
芝のグラウンドのはずなのに目を凝らさなければ枯れた芝すら見えないほど・・
きっとそれは練習を重ねているからなんだろうな・・と思われる高校を後にした