帰る場所
なんだかどこか淋しくてたまらなかったここ数日
自分の身の置き場所が定まらないような気がして・・・
実家に住んでいながらもう自分しかいない私としては
帰る故郷のあるひと、父母の待っている人が羨ましくて仕方ない
そんな気分の折りの峻の突然の来訪
そして彼を連れてきてくれた長男
なんだか地元に住んで、みんなが帰省するたびに連絡とってるのって
昔の私みたいだな・・って笑ってしまって
若い頃は自分ばかりいつも働きかけているようで
あちらこちらに散らばっている友達のほうが羨ましかった
でもいつの間にかみんな帰ってくればまずは私に声をかけてくれるようになって
万年幹事も悪くないという気分になってたことを思い出した
ふと気付いた、ストンと腑に落ちた
ああ・・わたしはここにいればいいんだ
ここにこうして変わらずにいればそれでいいんだ
わたしがいつも想っているひとは
ふとわたしを思い出したときにここに来てくれる
そしてわたしが変わらずにここにいれば
わたしがずっと変わらずに想っていることに気づいてくれるのだ
そしてわたしがいつか帰る場所は・・・
わたしをそうして見守ってくれていたひと
いまもどこかでわたしを守ってくれているひとびと
いつかそのときがくれば
昔みたいにただいまってそこに帰ればいいんだ
そうすれば子どもの時と同じようにおかえりって腕を広げて受け入れてくれる
抱きとめてくれる
きっと・・・
今夜はそう思える・・・