撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

今宵の月

我が身になにが起こったわけではないが
幸せな気持ちになれた日だった
頑張ったひとが道を開くのだ
願い続ければ前進するのだ
思い続ければ叶うのだ
ただし、ひたすらにひたすらに努力を重ねることをしつつ・・・


終わるかなあ・・と心配していた仕事が
予定どおりというか、まあ、支障なく終わり
無事夕食も終え家に帰り着き
車を駐車場にいれて家へ歩く数十メートル
ふと見上げると正面高く空に浮かぶ満月


おとついはなんだか冷たく見えた
昨日は曇ってぼんやりと見えた


今日は冴え冴えと満月
凛として空に輝く


ああと息を吐き
ふうと息を吸い込んだ
久しぶりに深い呼吸をしたような気がした
月を見上げると自然に胸を張れたから
そう・・・
胸を張って行け
と、月に促されたような気がした


勝ってなお次を見つめる若きなでしこたちのように・・
懸命さと同じくらい謙虚さを持ち
喜びを次に向かうエネルギーに変え
澄んだ瞳で明日を見つめる彼女たちのように・・・