撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

生きて帰れ(ゲゲゲの女房)

イカルの「生きて帰れ」
イトツの「死んだらいかん」


もうその言葉だけで十分なほど!
あの時代にそう大声で叫ぶということが
どれだけ大変で危険なことか
戦時中というのはそんな異常な世界だということだけは知っている
色々なドラマや本や話で・・・


散々な想いをしてようやくたどり着いた味方に
なんで生きて帰ってきた!?と言われた茂
生きるか死ぬかという瀬戸際を何度も潜り抜けてきたこと
戦争中の異常なひとびと、事柄を目の当たりにしてきたこと
変わり者ではなく、見据えるひとなのだと感じた
「ほんものの戦争を書かんといかん」と言った茂の目は今までで一番魅力的に見えた


布美枝はのんきで鈍感・・なのではない
幸せに育って、いいひと、なのだ
ひとは知らないことは想像できない
想像できないことは思いやれない
ただ、布美江のいいところは、知らないこと分からないことでも
きっと大変だったのでしょう・・と思いやろうとする優しさをもっていること
そのおっとりと強くなった大人は
子ども時代のちいさな、でも大変な悩みには、やっぱりおっとりとかまえてるかな
でもきっと大丈夫
藍子ちゃんのうしろにはこんなに心強いお父さんとお母さんがいるのだから
きっときちんと解決していくことだろう
すこしばかりのつらさは藍子ちゃんが大人一歩ずつ近づいている証拠なんだろう