撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

勝手な考察(ウェルかめ)

 このドラマの弱いところ

・安心して惚れられる男の人がいない・・たとえば純情きらりの達彦さんのような・・。
いっそ勝之新をもっといい子にしちゃったらいいのにな・・と思う。あの子、いいのに
どっかバイトの域を出ないような、周りはバイトなのになんでそんないい扱いするの
ってな不自然な存在感と、それを許してる甘さがあって、思いっきり入り込めない。
スゴイいい記事書いたから、学生だけど特例で社員になってるとか、少なくとも、
波美より先輩なんだからきちんと教えてもらいなさいなんて設定だったら、会社の中
での態度と、二人きりになったときの態度とが違って面白いと思うんだけどなあ・・。
 金曜だったかの放送の中の波美、編集長に企画けられて落ち込みながらも、最後に
きちんとお辞儀して部屋を出て行ったところとか、そのあと友近さんに「お待たせして
すみませんでした」と言ったことなんかは、ちょっとは社会人らしくなったじゃん!
と思いました。もっと鍛えられていいと思うのよね。描き方が足りないのか、この会社
が特別なのか、いったいどこが挫折というほどのもの?これくらいで粘り強い?これ
くらいでオッケー?みたいな甘さばかりが目立ちます。猫の手の仕事の描き方が足りない
んじゃないの?波美が役に立つ仕事してるの見たことないもの(笑)。


 みんなでヒロインを育てていくドラマなんだから、まず、ヒロインに可愛げがないと
応援できないし、なにか困ったことをしでかしたり、おかしいだろ!ということを
したときにはそれをぴしゃりと言ってくれる大人がいないとイライラがたまってくる。


 とりあえずはかめ遍路を毛嫌いして、人間の数に入れてないような波美はちょっと
見苦しいなあ・・と思う。お父さんのすることは何でもオッケーの波美とセットで
(お父さん大好き自体は悪くないんだけど、それ以外の男を人間とも思ってないところ)
すっごく子供に見える部分です。なんだか、電車の中でいちゃついたり、逆に人前で
こまごまとお化粧をする、若者と根っこのところが同じような気がして、女としての
魅力を感じない・・というか同じ女としていやなのです。好きとか嫌いとかそういう
個人的な感情の前に、自分が人間として、女としてどんなふうに周りから見えるかと
いう美意識はないのかな?と・・。まあ、それがまだないからガキンチョに思えるの
だろうと思う。それがないのに色っぽさだけが先行すると、本当の色っぽさではなく
消費される女の色っぽさになってしまうんだろうな・・と思います。・・と、これは
蛇足かな?波美はお父さん以外は男はおろか人間とも思ってないガキンチョですから
・・でも「出会い・・♡」なんて言葉には反応するのよね。まだまだ恋に恋するお年頃
なんでしょうね(笑)。


 ある意味この倉科カナちゃん、これだけガキンチョ、嫌な子、ブス、に見えるって
のは、制作意図なのか、演技なのか、すごいとは思うけど、どんなに嫌な役をやっても
ブスな顔をしても、どこか可愛げがあったり、品があったりしないと、魅力的だとは
思わない・・というか主役レベルにはなれないだろうな・・と思う。