撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

あさきゆめみし

 ただいま3巻途中まで・・。やはり原作が原作だけに読み応えが
あります。


 ・・・それにしても・・・あらゆるタイプの女の人と、あらゆる
タイプの恋愛模様が描かれている!そりゃ、あの時代、みんなが
夢中になって読もうとするはずだ!と思ってしまう。いまよりもっと
恋愛の比重が高かった時代のはずですからね、そういう方々は・・。


 女と男がふとすれ違う場面がなんともリアルで切ないほどでした。
ようやく恋しさが芽生え始めた葵の上と、強引なことをした・・と
明ける前にかえっていく源氏の君などとてもとても…(笑)。


 光源氏・・若いぞ!青いぞ!という部分がいっぱい。だからこそ
うまくいかない恋にもなるし、うまくいかないからこそ、恋焦がれ
られる女人がいっぱい・・ということにもなるのだろうな。


 思わず、「♪うまくいく 恋なんか 恋じゃない」なぁんて歌を
思い出したりしちゃいます(笑)。