撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

始まりの日

朝から緊張している。
誰かに頼りたいようなしかしながらそれはできないとどこかで分かって
いる。すこし涙を流した。なんのためなのかわからない。たぶん・・
じぶんなりの通過儀式だったのだろう。


 ひとりではないことは分かっている。たくさんの人に支えられている
ことも分かっている。私が本当に助けを求めれば受け容れてくれる人は
いるに違いない。しかしながら逃げ帰る場所はない。逃げ隠れる場所は
ない。そんなつもりで甘えればぴしゃりとやられるほどにはものごとの
わかったひとに囲まれていることも幸せといえば幸せ。何より自分でも
そんな場所は作りたくないから今朝は一人泣くことにする。どんなに
たくさんのひとのおかげで生きていられるとしても、それでも生きて
いるのは私自身なのだ。わたしの人生を引き受けるのは自分以外に
ありえないのだから。


 今日一日が過ぎたときに笑顔でいられますように・・・。