撫子の花びらたち

すべての出会いは幸せのためであってほしい

わたしだけの・・(ちりとてちん)

 久々四草師匠登場ですねぇ・・やっぱりユウスケを御する
のはこの人しかいないでしょう(笑)。今日の嘘、「ネズミ
とりにあしはさまって・・」って言うのも暗示的。ユウスケ
くん、もう君は猫に狙われたネズミも同然だよ。寝床で一体
なにを奢らせられてるんでしょうね(笑)。


 小草若が父草若に大きなプレッシャーを感じているように
草々もまた師匠というものを目指すときに「草若師匠のような」
という想いがどうしても立ちふさがっている。


 いなくなった親を想うとき、それは自分の胸の中にどんどん
入り込んでいく。自分の胸の中に大事に大事にその人を持つ
ことによって淋しさや喪失感に耐えようとする。自分だけの
ものにしなければ、どこかに消えていってしまいそうで、誰にも
譲れない。誰かと共有することすら苦しい。


 愛しているのに・・愛しているのに・・。私だけのものに
することによって、一番つらい想いを味わい尽くすことによって
しか、その悲しみを乗り越えるすべはないのかもしれない。
 それは、いまのわたしは最低だ・・と思っている若い時期の
閉ざされている自分に少しだけ似ているかもしれない。